那須塩原で学習塾を開業して10周年。高校受験や大学受験で思う事、あれこれ㉒
青木教育ラボでは、毎年、この時期に夏休みの努力の成果を測るため、小学生から中学生を対象として全国テストを実施しています。(高校生に関しては、自宅受験で実施しています。)現在は、そのテスト期間中です。
本来であれば、日時を指定して一日で一斉にテストを実施するのが理想ではありますが、全員の都合を調整しての一斉テストは不可能に近い為、青木教育ラボでは通常の授業時間内で何回かに分けてテストを行っています。
まだ途中経過ではありますが、やはり、普段の授業の様子が得点に反映しているように見えます。普段から課題への取り組み方が積極的な生徒さんは伸びていますし、逆に消極的な生徒さんは伸び悩んでいるように見えます。
学業に対して後ろ向きな生徒さんには、普段から様々な方法で声掛けを行っています。厳しく言った方がいいのか、なだめるように優しく言った方がいいのか、すかすようにそっけなく言った方がいいのか、相手の反応を見ながら、何とかやる気が出るように、ああかな、こうかな、と試行錯誤を繰り返しているのですが、全員のやる気を引き出すことは難しいのが実情です。
当塾で行うこの全国テストは、塾用教材を扱う出版社が主催するテストですから、全国の学習塾に通う生徒さんが対象となります。その分、評価の信ぴょう性は高いように感じます。
当塾の10年間の経験から、栃木県で一般的な新聞社主催のS模試に比べて、評価は厳しめですが、その分、確かです。S模試ではA判定が出ていても不合格となることがあるのですが、当塾のテストでは、今のところそう言った事例は確認されていません。
高校の志望校判定が出るのは中2の8月テストからですが、青木教育ラボでは、このテストデータをもとに作られた高校の偏差値表と、このテスト結果の偏差値を合わせて、小学校のうちから合格可能な高校を提示するようにしています。これにより現状認識が可能になり、将来の目標を持った生徒さんにとっては、現状と目標との距離を認識しながら学業に取り組める為、モチベーションの維持がしやすくなるメリットがあります。