那須塩原で学習塾を開業して10周年。高校受験や大学受験で思う事、あれこれ⑮
昨日、体験授業を受けた中1のお子さんが、即決で入塾しました。すでに中1のカリキュラムから遅れ始めており、お母様がしばらく教えていたようですが、親子だとつい甘えが出て、喧嘩になってしまうのでうまくいかなかったようです。賢明な判断だと思います。しかも、週3回通って英・数・理を履修するとのこと。これまた、賢明な判断です。
まず、入塾時期の判断が非常に賢明です。中1のカリキュラムはまだそれほど難しくないので、塾に通うことを先延ばしにされる方がいらっしゃいますが、学習内容をよく理解しないままに中2に上がってしまうと、ドツボという感じです。中1のこの時期であれば、中学のカリキュラムはまだ始まったばかりですし、夏休みの間に挽回して、秋からリスタートが切れるので、今回のお母様の決断は非常に賢明だと思います。
次に、週3回通う、この回数の判断が、これまた非常に賢明です。多くの生徒さんが、週2回で通ってみて、足りなければ追加する、というパターンなのですが、これだと対策が後手後手になりがちです。中学のカリキュラムは進みが速く、難易度がどんどん上がります。週2回で足りないと感じた時には、遅れはさらに深刻になっているのです。
那須塩原に学習塾を開いて10年の経験をもとにお話すれば、学校の授業から遅れてしまうお子さんの場合は、週2回の通塾では頭に入る量より出る量の方が多く、なかなか積みあがらない印象があります。
今回のお母様のように、学校の授業について行けないと判断したら早めに学習塾を探し、週3回通わせる、という判断は、できそうでできないものです。中1の夏の初めから、週3回の通塾。非常にナイス判断です!