那須塩原で学習塾を開業して10周年。高校受験や大学受験で思う事、あれこれ⑥

query_builder 2021/06/23
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 昨日に引き続き、中・高ギャップについて書きます。その一因は、もしかしたら小学校の算数の教え方にあるかも知れません。私自身が小学校の算数の授業を視察して回ったわけではなく、青木教育ラボへ通う小学生から聞いた情報だけで考察しているので、推測の域を出ず、断言はできませんが、少なくとも多くの小学生が、中・高ギャップに陥りやすい状況にあることは事実です。

 具体的な例を挙げて話を進めます。問題「一本80円の鉛筆を5本と一個70円の消しゴムを4個買って、千円札で払った時のおつりは?」(ただし、値段はすべて税込みとします。)この問題を小学生に解かせると、ほとんどすべての小学生が、まず、80×5=400、次に、70×4=280、そして、400+280=680、最後に、1000−680=320、答え320円、と解答します。これで正解なので、学校の算数の成績は良いでしょうが、小学4年生以上でこのような解答をするお子さんは中・高ギャップに陥る可能性が大です。そして、今まで青木教育ラボに通った小学生すべてが、「学校の先生もこう教える。」と言っていました。

 これが実は大問題で、カッコ( )の使い方を習った4年生以上であれば、1000-(80×5+70×4)=320、答え320円、と解答すべきです。一見、「何が違うんだ。」と思われる方もおいででしょうが、細切れの式をいくつも積み重ねて解答にたどり着くのと、式を一つにまとめて解答するのでは、後者の方がはるかに能力的に高いのです。たとえ小学校の成績が良くても、細切れの式しか作れないお子さんは、中学の文字式で苦労することは明らかです。

 なぜなら、中学では、問題「一本a円の鉛筆は一個b円の消しゴムより10円高く、鉛筆5本と消しゴム4個を買って、千円札で支払った時のお釣は320円でした。aとbを求めなさい。」、このような問題が主流になります。この問題文には二つの条件が含まれていて、一つ目は、a-b=10、二つ目が、1000-(5a+4b)=320、ですが、小学生の時に細切れの式しか作っていないと、この二つ目の条件式を立てるのに苦労します。その結果、「方程式の文章題が苦手」となってしまうのです。

 青木教育ラボでは、中学の文字式にスムーズに順応できるよう、小学生には、生徒の状況にもよりますが、できる限り一つの式で解答するように指導しています。

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