那須塩原で学習塾を開業して10周年。高校受験や大学受験で思う事、あれこれ②

query_builder 2021/06/18
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 栃木県内の高校受験における最も一般的な指標として、地元新聞社の主催するS模試がありますが、S模試の評価だけを目安にして受験勉強を進めたり、受験する高校を決めることは、あまりお勧めできません。私は決してS模試を否定するつもりはありませんが、時としてS模試の志望校判定は甘いことがあるのです。

 十年前に那須塩原で学習塾、青木教育ラボを開業したころは、この辺りの受験事情が全く分からず、手探りの状態でした。そんな中、S模試の判定の甘さを初めて痛感したのは、開業して三年目のことでした。

 中3のTくんは黒磯高校を第一志望に掲げ、青木教育ラボに通っていました。青木教育ラボでは、中3生に4月、8月、10月、1月の全国模試を課しています。これは当塾で採用している教材会社が全国の学習塾で行っている全国模試です。このテストでTくんは、中3の10月に黒磯高校C判定となってしまいました。それ以前から、私はTくんの学習意欲の不足を感じていたので、このままではいけないと思い、なだめたりすかしたり、叱咤激励したり、何とかTくんをやる気にさせようと試みましたが、Tくんはのらりくらりとして、一向にやる気になりませんでした。

 結局、Tくんはその状態のまま黒磯高校を受験し、結果は不合格。「塾のテストで志望校判定が悪かったのに、なんで頑張らなかったの?」と、受験後、私がTくんに尋ねたところ、「S模試の判定がAだったから。」と、彼は答えました。Tくんはこちらに内緒でS模試を受験していたのです。

 しかし、S模試を受験すること自体が悪いわけではありません。むしろ、こちらとしても積極的にS模試を受験してほしいと思います。なぜなら、データは多いほうが正しい評価ができますし、高校受験の予行演習にもなるからです。ただ、受験したらその結果をこちらに伝えてほしかった。そうすれば、また別なアドバイスができたのに、・・・。

 高校受験においても大学受験においても複数の模試を受験すれば、志望校判定が異なることはよくあります。そんな時に何を信じるかが合否の分かれ目になるのです。学習に後ろ向きな子が良い方の判定を信じたくなる気持ちは理解できますが、悪い方の判定を信じて更なる努力をしたほうが受験で成功する確率が上がることは自明です。

 この経験を教訓とし、青木教育ラボでは中3生に対してS模試もできるだけ受験するようアドバイスしています。そして、「受けたら必ず結果を報告してね!」と念を押しています。S模試と当塾の全国模試で判定が割れることは度々あります。そんな時は必ず、「悪い方の判定を信じて努力するように!」とアドバイスしています。更なる努力の結果、両方の模試でA判定となれば、鬼に金棒状態で受験に臨めるからです。

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